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漢方未病ラボオンラインショップは2/28をもって閉店いたしました。生薬の購入は新ショップ「心身日々良好オンラインショップ」にて
東洋医学でいう五臓の「肺」を強化し潤わせること。東洋医学では、呼吸器だけでなくお肌も「肺」に含まれます。秋の養生の基本である「肺を潤す」生薬を組み合わせました。
秋は肺に影響し、肺は乾燥で弱りやすく、東洋医学で「肺」は呼吸器系だけでなくお肌にも関係し、また腸にも影響するので、せき、乾燥肌、便秘が起こりやすいと言われていますので、秋の養生の基本である「肺を潤す」生薬を組み合わせました。
煮込む時間で食感が変わる美肌食材「白木耳」。広葉樹の枯れ枝に生えるキノコの一種です。19世紀まで野生のものしか取れない高級滋養食品でした。近代では人口栽培に成功したため、庶民でも手に届く食材になったそうです。昔から不老不死の妙薬として知られ珍重されており、美肌に良いということから高貴な女性に愛されてきました。
水で戻すと食感がコリコリと歯ごたえがよく、じっくり煮込むととろけてゼリーのようになります。独特の香りがありますが洗えば取れます。味はほとんどしないため、スープ、酢の物、デザートなど幅広く使用されます。コリコリした食感が良いときは10分程水で戻し、10分ゆでます。独特の香りが気になる時はよく洗いましょう。トロトロになるまで煮込みたいときは、水で戻した後2時間ほど煮込みます。圧力鍋があれば20~30分程で柔らかくなります。
ゆりねには、五臓の「肺」を潤いを与え、のどの渇きや咳、肌の乾燥などによいといわれてきました。また心をリラックスさせ、高ぶった気持ちを落ち着かせたり、良い眠りに導いてくれるそうです。熱を冷ます働きがあるため、ほてりや熱っぽいときにもお勧めです。カルシウムやリンが多く含まれ、骨を強くしたいときにも良いようです。成分のグルコマンナンは水様性の食物繊維のため、おなかの調子を整えてくれます。ヨーロッパでは古くからゆりねを婦人病に使われ、妊婦さんが食べるとお産をスムーズにするともいわれてきたそうです。
乾燥したゆりねは、水で戻して使われます。スープに入れたり、おかゆや茶わん蒸しなどに入れると優しい味で美味しいです。蒸したり茹でると、ホクホクして美味しくいただけます。お茶として飲む場合は、沸騰してからとろ火で15~20分くらい煮出します。煮だした後のゆりねも食べることが出来ます。
玉竹には潤いを与え、ほてりを冷ます働きがあります。特に肺を潤す力が強いので、のどの渇きやカラ咳などにも使われます。お肌を潤す働きがあるので、昔から美容に関心の強い女性が好んで使っていました。また食欲を出して元気をつけるので、薬膳料理によく使用されます。民間薬としては、生のすり下ろした玉竹の汁や粉末を酢で練って、打撲傷に外用されていたそうです。
そのまま食べると甘みを感じます。固いので、通常はスープやお茶、薬酒として使用されます。お茶やスープとして使うときは、沸騰してから20~30分ほど煎じると成分が良く出ます。煎じた後の玉竹も美味しくいただけます。日本でも滋養強壮の薬酒として焼酎につけた「アマドコロ酒」が知られています。他にもさまざまな生薬と一緒に漬けてもよいでしょう。
夏の強い紫外線をうけて肌にダメージを受けている方
乾燥が気になる方
せきが長引く方
始めて薬膳スープにトライしましたがどの薬膳もクセがなく味も家族に好評でした。今年の夏はとにかく暑く紫外線を浴びまくったので体の中からもケアしたいと思い薬膳にトライしてみました。使いやすい薬膳をセットしていただいているようで初心者の私でも薬膳料理にチャレンジでき、このシリーズはうれしいです!
秋のセットはお茶ではなくスープの具として使えるセットです。3種混ぜて、肺を潤すスープとの具として使え、中華スープにも甘いデザートスープにもおすすめです。
●白木耳はスープや酢の物に。しっかり煮込んでトロトロになったシロキクラゲを、ハチミツや果物と一緒にコンポートのようにすると美容デザートになります。
●ゆりねはスープに入れたり、おかゆや茶わん蒸しなどに入れると優しい味で美味しいです。また、ゆりねとはちみつを一緒に煮ると呼吸器を潤し咳をやわらげてくれます。
●玉竹はしっかり煎じて咳をやわらげるお茶としてもご利用いただけます。
直射日光や高温多湿を避け、虫が湧きやすいので開封後は密閉容器に移しお早めにお召し上がりください。
秋は乾燥しがち。そして「肺」は乾燥により弱くなります。東洋医学でいう五臓の「肺」を強化し潤わせること。東洋医学では、呼吸器だけでなくお肌も「肺」に含まれます。
秋の長引く咳、お肌の乾燥やシワ。
「肺」と関係の深い「大腸」にも影響しやすく、乾燥性の便秘にもなりがち!
秋におすすめの薬膳食材を活用して、快適に過ごしましょう。