今年も未病ラボに、ちびっこ研究者たちが集合!
今年の参加者は、5歳の年中さんから6年生までの10名。
大きめの白衣に身を包んで、かっこいいですね☆
今回の内容は、去年好評だったハーブを使った酸とアルカリの実験と、
みかんやお花の香りでとってもたのしい、アロマを使ったバスボール作りです。
6年生や中学校で習う内容なので少し難しいですが、みんな真剣にお話を聞いてくれています!
pHで色が変わるハーブ、ブルーマロウ。
なぜ色が変わるかはわからなくっても、見てるだけで癒される(*^^*)
そ~っと試薬を入れてます。まなざしは、もはや研究者。
最初中性で紫だったブルーマロウが、こんなに大変身!!
色水って楽しいですね。
酸とアルカリのお話は、私たちの日常生活にとっても密接しています。
薬局で粉のお薬をもらう時、「リンゴジュースやスポーツドリンクと一緒に飲まないでくださいね。」と言われることがあると思いますが、それも酸やアルカリが関係しています。
また命に関わることでは、ドラッグストアなどで売られているトイレ用洗剤の「混ぜるな危険!」の文字。
混ぜた方がよく汚れが落ちるだろうと、うっかり混ぜて命を落とした事故が、過去にいくつもありますね。
「なぜ、だめなの?」がわかると、子供でもしっかり気を付けるのではないかと思います。
さて、酸とアルカリがなんとなくわかったところで、今度は中和反応をつかったバスボムづくり!
酸性のクエン酸と、アルカリの重層の粉を使いまして・・・
粉を混ぜたら、好きなアロマで香りをつけたり・・・
生薬の粉で着色します。色付きは楽しいですね!
アロマで使う精油は、ポプリや香水で使う香りとはちょっと違います。
植物が作り出した様々な働きを持った「精油」という成分で、気持ちをげんきにしたり、ばい菌をやっつけたり、鼻詰まりを良くしてくれたり、お薬のような効果を発揮します。
生薬は薬草のイメージがありますが、色や香りが素敵なものがたくさん!
今回は、うこん(ターメリック)と茶葉を使いました。
なんと緑茶も、頭痛薬などとして漢方薬で使うんですよ!
うこんは、お父さんがお酒の後に飲むイメージがありますが、実はカレーライスにも入ってます。
意外と身近なものの中に、体を元気にしてくれるものがありますね(^_-)-☆
作ったバスボールを、早速お湯に入れてみました。
茶葉で緑に色付けし、夏におすすめのレモングラスとペパーミントのバスボール。
会場全体が、さわやかな香りにつつまれました。
シュワシュワでているのは、私たちの吐く息の中にも含まれる二酸化炭素。
難しい話は大きくなって学校で詳しく習うと思いますが、
実験って楽しいなぁ、って思ってもらえたら嬉しいです(*^^*)
最後は実験で使ったブルーマロウのハーブティーを試飲です。
ブルーのお茶が好きな人はこのままで・・・
ピンクが好きな人はレモンを入れます!
風邪やせきなどにも良いブルーマロウ。
涼しくなって風邪をひきやすい季節にはおすすめですね。
身の回りの植物は、お薬にもなるんだっていうこと、
学校で習うお勉強は、こうやって身近なものととっても関係あるんだっていうこと、
なにより薬局ってお薬もらいに行くだけじゃないんだなって身近に感じてもらえること、
小さなお子様にも伝わればいいなぁと思います。
そして、「私も研究してみたい!」とか、「僕も薬局で働きたい!」とか、いつか未来につながればうれしいですね!