前回のくるみ先生のや薬膳講座に引き続き、1月28日に彌永清子先生の薬膳講座&ランチ会が開催されました。
この時期は、とにかく補うことが大切!
エネルギーが外へ外へ発散する春に備え、冬は「種を作る」時期にあたるそうです。
確かに種がしっかりしていないと、来るべき発芽の季節になってもうまく伸びませんものね・・・
身体をあたためる作用で有名なのが、生姜。
以前お客様から「生姜が身体を冷やすって本当?」、と質問がありました。
生姜紅茶が「一時期冷え改善に良い!」ということで、流行っていたこともあるので心配ですよね(^^;)
テレビでいわれていたそうですが、半分当たって、半分当たってないような・・・
いわゆるスーパーで売っている「生姜」は、体の表面にある邪気などを汗で飛ばす「解表剤」というカテゴリーになります。
ですので、生姜をとるとぽかぽかしてきて、じんわり汗をかく方も多いのでは。
ただしそのままほっておくと、汗をかいたところがひんやり冷えてしまう、という意味ではないかと思います。
気になる方は、かいた汗は拭きとってしっかり暖かくしていれば大丈夫!
それに対して蒸して乾燥させた生姜、「乾姜」。
比べるとよくわかるように、色が飴色です。
発汗させる生姜に対して、内臓など体の深いところである「裏」を温める乾姜。
漢方では、胃腸の冷えや冷え改善の薬の中に入っていることが多いです。
風邪の引き始めなどゾクゾクするときは生姜、冷えが強くて芯から温まりたい方は乾姜がよさそうですね。
今回は冬に影響しやすい「腎」と、土用に弱りやすい「脾」に注目した薬膳ランチ!
土用、というと夏にウナギを食べる「土用の丑」が有名ですが、季節と季節の変わり目にあたる土用は冬にもあるそうです。
この時期は胃腸の働きを表す「脾」が弱りやすい時期。
時期的にも年末年始でおいしいものをたくさん食べたり飲んだりされる方も多く、胃腸の調子が悪い方が多いのでは?
身体をあたためつつ、消化に良く、気を補う・・・
こんな時にお粥はぴったりですね♪
おいしくて、元気になるランチ、みなさまも是非食べにお越しください(^^)/
□ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □
彌永先生は、春日市のご自宅で薬膳教室を主宰されています。
今回の講座の内容以外にも、先生の教室の詳細はこちらのブログをご覧ください♪
□ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □ □
次回の薬膳講座「心地よい薬膳生活のすすめ」は、血の滞りについて。