佐賀県伊万里の回生薬局(かいせいやっきょく)です。
【食べてよし、胃腸によしのフェンネル(ウイキョウ)】
東洋医学を愛する僕たちは、薬草園をつくってみんなで薬草を育てています。
今日ご紹介するのは「フェンネル(ウイキョウ)」です。
(以下ウィキペディアさんより)
地中海沿岸が原産とされ、古代エジプトや古代ローマでも栽培されていた記録があり、
歴史上もっとも古い作物のひとつとされます。
主産地はインド、中国、エジプトなどです。
日本には平安時代に中国から渡来し、長野県、岩手県、富山県などで多く栽培されています。
沖縄料理においては『いーちょーばー(胃腸葉)』と呼ばれ、整腸作用のある島野菜として珍重されていました。
魚汁やまーす煮などの魚料理の臭い消しとして用いられ、時に平焼きなどの薬味としても用いられています。
漢方の生薬名は「茴香(ういきょう)」と言いまして、芳香健胃作用があります。
漢方方剤の安中散(あんちゅうさん)や、日本でロングセラーの胃薬である「太田胃散」や、口中清涼剤の「仁丹」などに使われています。
このすぐれもののフェンネル。西洋では魚料理やピクルスの風味付けに用いられ、インドではカレー料理に、中国では五香粉の原料としてお料理にも大活躍します。
またパスティスやアクアヴィットなどの酒類・リキュール類の香り付けにも用いられます。
フェンネルシードをさまざまな色の砂糖でコートしたものがインド料理店で口直しとしてレジの横などに置かれていることがあります。
フェンネルの鱗茎(葉柄基部が肥大したもの)はフィノッキオ とも呼ばれ、野菜としてタマネギなどのようにサラダや煮物、スープなどに用いられる。茎・葉は生食されますが、その他にも佃煮、シチューなど肉料理の香味野菜として使用されています。
(写真はイメージです)
「薬食同源」という言葉がありますが、食べて良し、薬に良しのフェンネル。
やはり、食べるものが健康にはとても大切だと改めて再認識しました。